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筋肉を考える日

筋肉を考える日

マイオ―ダンス

「筋肉を考える日」というおもしろい日があります。
ある大手製菓企業が制定したものです。

「金(筋)曜日が29 (肉)日になる日」を「筋肉を考える日」として、日本記念日協会に申請し、当協会によって正式登録されている由。

2019年は、3月29日(金)、11月29日(金)の2回となります。

特にシニア世代の場合、筋肉量の減少が現実化してくることもあり、筋肉のアンチエイジング効果を再認識して、先々、寝たきりや要介護にならないための筋トレ実行を、改めて考える日としても良さそうです。

また、特筆すべきは、筋肉を鍛えることによって、脳が活性化されるという事実です。

体の健康のみならず、脳の健康に対しても筋肉は大きな影響を及ぼしています。

また、筋肉を動かすたびにホルモンなどの物質が分泌されることも周知の事実となっています。

つまり、脳神経由来栄養因子(BDNF:Brain Derived Neurotrophic Factor)という脳神経細胞の成長を促すホルモンなどが分泌されるとのこと。

筋トレ、ダンスなどを始めとする運動は、脳の活性化にもつながり、認知症・サルコペニア・腰痛・骨粗しょう症などの予防/治療に寄与します。

「運動」は、「運」が「動く」と書きます。

筋トレと有酸素運動であるダンスなどを平行して行い、特に「筋肉の大黒柱」とも言うべき「大腰筋」を鍛えて、それらの運動を生涯継続していくことによって、体調は整い、脳は活性化して、「運」が「動いてくる」でしょう。

筋肉は、人間の骨格を作り、動く力となり、エネルギーの貯蔵庫であるのみならず、ホルモンや遺伝子とも関連がある臓器としても報告されています。

そして、健康寿命をさらに伸ばす大きな可能性を秘めているとも考えられています。

さきほどの「筋肉を考える日」を契機として、改めて、ご自身の筋肉についてじっくり考えてみてはいかがでしょう。