生野菜信仰の終焉

免疫力を上げる

私は、長い間、「ビタミンは熱に弱い」と思い込んでいました。

例えば、ビタミンの宝庫である野菜は、煮たりすると、 ビタミン類が壊れてしまう、と思っていたのです。

そのため、毎日飲んでいた野菜ジュースなども、 数種類の野菜をジューサーで擂りつぶしたものを、ナマで飲んでいました。

しかし、コロナ禍で大揺れする日常の中で、 改めて、心身の免疫力増強を深く考えるようになり、 あれこれ情報を集めていたところ、 例えば、ビタミンCが熱に弱いという説は誤りだ、 という主張に出会ったのです。

「(ビタミンCが熱に弱いとする)従来の説の根拠は、 実は試験管の中での話だったのです。 実験室でビタミンCの純品を使い、水溶液を作り、それを加熱すると 10~20分の沸騰で90%以上が酸化され、分解し、 栄養価がなくなるという結果が出た」(1)。

確かに、調理前の食品に含まれるビタミン量を100%とした場合、 ほとんどのビタミンは、加熱調理の後でも70‐90%が食品中に残っている、 といった説は、それなりに散見されます。

加熱してもビタミン類は、壊れることなく、 野菜の中にけっこう残っているんだ、と、 私、初めて気づいたわけです。

加えて、もうひとつ気づかされたことがあります。

私たちが野菜に含まれるビタミン類を摂取しようとした場合、 ビタミン類は野菜の細胞の中に入っているので、 まずは、細胞壁の外に取り出さなければならない。

つまり、細胞壁を壊さないと、 野菜の栄養成分を体内に吸収することはできない、ということです。

では、どのようにして、細胞壁を壊すのか。

煮る、炒める、蒸すなどの過熱によって、ということになります。

よって、私が、今まで、ジューサーで擂りつぶして 一生懸命、飲んでいた生の野菜ジュースは、 実は、固い細胞壁にくるまれたままだったので、 野菜中の有効成分は、思うほどには摂れていなかった、 ということが判明したわけです。

何という驚き!

つまり、野菜は、過熱して細胞壁が壊された野菜スープにして、 その煮汁と煮えた野菜を食べるのがベストの食べ方だった、 ということに、今回初めて気づかされたということですね。

また、かぼちゃの種やワタ、にんじんのヘタ、玉ネギの皮などは、 ダシになるということなので、ダシ袋に入れて、 具の野菜と一緒に煮込むのも一案です。

今回のコロナ騒動で、長年にわたっての生野菜信仰が覆ったのは 私にとって、新鮮な体験でした。

ところで、新型コロナ感染と重症化を防ぐ 免疫力強化の双璧の片方は、これです。

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(1)「野菜スープの力」(前田浩 著)

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