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【コラム】座り続けるということ

【コラム】座り続けるということ

コラム

今は、どのような職業のかたでも、パソコンを見ながらの作業が多いと思います。つまり、画面を見ながら、座り続ける時間が圧倒的に多いということです。

この「座り続ける」ということが、実は、健康によくないのです。

座り続けると、まず、太り過ぎになります。消費カロリーが低下し、脂肪燃焼を促す酵素の生産は90%減少します。その結果、糖尿病にかかりやすくなり、心血管疾患を患いやすくなります。

長時間、座り続けるというのは、日常的にたばこを吸ったり、直射日光を浴びたりするのと同じくらいリスクにさらされることになるのです。

毎日、直射日光を浴びていると皮膚がんの危険性を専門家から指摘されますし、喫煙の健康に及ぼすリスクは言うまでもありません。これと同じくらいのリスクが「座り続ける」生活には発生する、ということです。

では、どうしたら良いのか。できるだけ動くこと、歩くことです。

朝のウォーキング、通勤時にひとつ手前の駅で電車を降りて職場まで歩くとか、エレベーターを使わないで、階段を上るとか、いろいろ工夫できるかと思います。目指すは、1日1万歩。距離にすると、約8キロですね。

もともと、私たちの祖先は、獲物を捕るための狩りや農作業などで、一日中、激しく動きまわっていました。

それが、本来の姿であったわけですから、とにかく、一日、8キロ(1万歩)動いて「座り病」を追い払いましょう。

ここで、改めて、「万歩計」を見直して頂きたいところです。